自分で決めることの大切さ
我が家の娘は、昨年10月のお誕生日に自転車を買ってから、ずっと補助輪を付けていました。
親としては、娘よりも小さな子や保育園のお友達が補助輪なしで自転車にのっている姿をよく見かけていたので、内心少し焦っていました。
何度か、「補助とってみる?」と聞いてみたこともありましたが、
「私はまだいいの」と毅然と断る潔さに、娘のタイミングに任せよう。
と気にしないようにしていました。
しかし、その日は突然やってきて、
3連休の最後の日、いつものように補助輪がついた自転車で公園へ向かっている途中、
突然「私、補助輪取りたい!」と言い出しました。
よしきた!いまだ!
と、向かっていた公園の反対側にある自転車屋さんへ迷わず向かい、
その場でとってもらい、退路を断つため補助輪を自転車屋さんへ置いて帰り、
補助輪なしで乗れるようになるコツを教えてもらい、その足で近くの公園へ向かいました。
怖がりで慎重な性格な子なので、何度か練習が必要なのは想定内でしたが、
とりあえず今日一日自転車を支える私の腰はもつだろうか?と
私の方がだんだん不安になってきました。
しかし、『補助輪なしで自転車を乗る!』と自分で決めたことは、
大きな覚悟をも伴っているようで、怖いなどという言葉は一切なく、
全てに前向きに取り組み、練習をはじめて10分くらいで乗りこなしてしまいました。
もし、違うタイミングで親主導で補助輪を取って練習させられていたら、
恐らく結果は全くちがったものになっていたと思います。
自分で決めることの効果は絶大だということを、感じました。
自分で決めるということは、自分で主導権を握る覚悟を持つということでもあります。
言い訳ができる機会が大いに減り、その分自分で工夫し考え行動します。
逆に人に指示されたことであれば、驚くほど言い訳が増えるそうです。
この意識の違いだけでも、成果に大きな差がつきます。
重要な局面で自分で判断することを続けていれば、自分の判断軸が強化され、
それに従って行動することで納得感も増します。
自分で決めたことで成果がでたときの喜びは、きっと指示されて動いたときの比ではないのだと思います。
自分の判断軸がぐらついている私には耳の痛い言葉ですが、 『補助輪なしで自転車を乗る』と
自分で決め、覚悟を持った娘が、想像以上の成果を出したのを目の当たりし、
母も負けていられない!と思いました。