時代と常識
1997年から放送が開始された「踊る大捜査線」というドラマはみなさんご存じでしょうか?
ちょうど27年前になります。
最近テレビで再放送されており、私は髪型やお化粧、使われている携帯電話のなつかしさ、演者さんの若さにほわほわした気持ちでみていましたが、
娘が突然焦った様子で「ママ!この人お店の中でたばこしているよ!いいの!?」と言いました。
娘としては公共の場でたばこを吸っている様子にとてつもない違和感があったようです。
今では、‘公共の場で喫煙はしてはいけない’が当たり前になっていますが、44年前に嫌煙権(けんえん)訴訟 という『他人が発するタバコの煙を吸い込まない権利』を主張する裁判では、次のような判決がでています。
要約しますと、「移動手段は国鉄以外にもあるんだし、嫌なら他の手段で移動できるでしょ。それに車内にいるのは一時的なんだから我慢できるでしょ?日本でタバコを嫌っている人ってそんなにいないと思うよ。」という内容で原告の主張は棄却され敗訴となりました。
判決理由に驚いてしまいます。
嫌煙権(けんえん)訴訟から44年です。
44年で1億人の意識が大きく変わったことになります。みなさんはどう感じますか?
常識はどんどん変わってきています。
今当たり前のことも、40年後にはあり得ないと言われていることもあるのでしょう。
ドラマの中の刑事たちはどのような捜査をしているのでしょうか。
防犯カメラ映像でAIが犯罪をみつけ、解決し、AIによる裁判を受けているのでしょうか。
現場100篇、捜査は足で稼ぐ、そんなセリフはもう聞けなくなるかもしれないですね。
なんといっても、運動会がお弁当なしの午前中で終わる時代になりました。
お弁当作りが苦手な私の一個人的な意見としては、なんとよい時代になったのだろう、と密かに感謝しております。