仕事中と平常時の呼吸のスピード
以前のスピーチでヨガと呼吸法について聞いた時に思い出した話があったので、改めて調べてみました。
私たちは無意識のうちに呼吸をしていますが、そのスピードは状況によって大きく変化します。
スポーツなど勝負事では心拍数が上がるなど実感することがあるかと思いますが、仕事中と平常時における呼吸のスピードの違いについて意識したことはないかと思います。
しかしながら、その研究は今現在もされています。
研究によると、仕事中は通常よりも10〜20%呼吸数が多くなると言われています。
速い呼吸は、酸素をより多く取り込み二酸化炭素を排出するのに役立ちますが、速い呼吸が続くと、浅い呼吸になりがちです。
浅い呼吸は、十分な酸素を取り込めず、疲労や集中力の低下につながります。
仕事に集中している時、私たちは浅く速い呼吸になりがちです。
これは、交感神経が優位になり、心拍数と血圧が上昇するためです。
浅い呼吸は、脳への酸素供給量を減らし、集中力や思考力を低下させる可能性があります。
平常時(リラックスしている時)は、私たちはゆっくりと深い呼吸をします。
これは、副交感神経が優位になり、心拍数と血圧が低下するためです。深い呼吸は、脳への酸素供給量を増やし、集中力や思考力を高め、ストレスを軽減する効果があります。
仕事中と平常時における呼吸のスピードの違いは、私たちの心と身体に大きな影響を与えます。
仕事中に意識的にゆっくりと深い呼吸をすることで、集中力や思考力を高め、ストレスを軽減することができる研究結果がございますので、皆さんも、ぜひ意識的に呼吸を意識してみてはいかがでしょうか。
仕事中に意識的にゆっくりと深い呼吸をするための方法として、以下の方法があります。
・腹式呼吸を意識する
・鼻呼吸を意識する