負けず嫌い
今日は、長男がサッカー以外にハマっているもの、通っている学童でいつのまにか覚えてきた「将棋」についてお話したいと思います。
将棋の世界を騒がせている、21歳のプロ棋士 藤井聡太さん。
テレビ番組で拝見したのですが、史上最年少で8冠を達成した藤井龍王の強さの秘密は、
「 負けず嫌い 」 にあるということでした。
小学生の頃から対局に破れると、この世の終わりかというくらい声をあげて泣いていたそうで、
相手が5つも6つも年上の上級者でも、大声で泣きじゃくり、他の子供たちから、
「 藤井君の泣き声がうるさくて将棋に集中できない 」
という訴えが出るほどだったそうです。
もっと強くなりたいという向上心や、自分への悔しさがあったから、驚くほどの成長を遂げることができた、ということでした。
長男もおなじく負けず嫌いで、度々なだめるのに苦労しますが、最後まで諦めない姿勢は見習いたいところです。
そして、何より将棋の素晴らしいところは勝敗が決した後です。
負けたほうは「負けました」と言い、勝ったほうは「有難うございました」というマナーがありますが、実は世界中のゲームのなかでも負けたほうが「負けました」と宣言するゲームは将棋ぐらいではないかと思います。
別に大したことがないように思われるかもしれませんが、実際に負けた時に言えるかどうかとなると話は別です。プロの棋士でもこの一言を絞り出すまで時間がかかると言います。しかし負けを認める事は悔しいものの、それは間違いなく成長への糧です。
「何が悪かったのか、どうしたら良くなるのか」と思うにはまず負けを認めるとこから始まります。
それはあらゆる物事にも当てはまります。たとえスムーズにこなしていく仕事のコツがあったとしても、改善点があるなら考え直したほうがより良くなるはずです。もしも失敗したならそれを認めてあげる事、それが最高の仕事につながっていくと私も信じて、日々の仕事に邁進したいと思います。
ひとまず私は長男に1度でも勝てるように、年末年始休みは将棋の本でも読むつもりです。